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help RSS 忘却こそ新たなステップ 伊藤郁女「記憶のない島」を日本初演

<<   作成日時 : 2010/09/02 09:23   >>

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アバクロ ダンサーの伊藤郁女(かおり)が3〜5日、埼玉の彩の国さいたま芸術劇場で開かれるフェスティバル「ダンストゥデイ2010」に出演し、昨年フランスで評価された新作を日本で初演する。伊藤は欧州で、俳優、振付家、映像作家として多彩に活躍している。

 上演するのは、伊藤を含む3人のダンサーによる「Island of No Memories――記憶のない島」。昨年、フランスの振付コンクール、ル・コネッセンスで1位を得た作品だ。

 想を得たのはステファン・メリル・ブロック著「忘却の物語」。アルツハイマーの母親が、自分の病気を伝えるべく子どもにおとぎ話を語る。そこに出てくるのが「記憶のない島」だ。記憶のない住民たちが、何度も同じ相手と恋に落ちる……。伊藤は、悲しみや怒りといった特定の感情へと表現を落とし込まず、人間を愚かしくもいとおしく描いてゆく。

 「記憶は時に荷物になる。一度舞台にのせた振り付けは、きれいさっぱり忘れる。自分を自由の中に解き放ち、次の作品へと羽ばたかせるために」

 陰と陽、二つの人格を持つ女性を2人で演じる。記憶を失うにつれて解放されてゆく男性には、新たに山崎広太を迎えた。

 バレエ出身だが、きゃしゃな体で他者の体に密着する寄生虫を演じ、観客の目を丸くさせたことも。フィリップ・ドゥクフレ、アンジュラン・プレルジョカージュ、アラン・プラテルらの名だたる振付家を刺激した。

 最も影響を受けたのはチャプリンの孫で演出家、俳優のジェイムズ・ティエレ。サーカスさながらの彼の巡業に加わり、モリエールやラシーヌ以降の喜劇を受け継ぐ「コメディー・フランセーズ」の伝統を体感した。

 パリ在住。「海外で才能を開かせているたくさんの日本人たちのネットワークをつくり、面白いものをつくれないかな」 ホリスター 通販

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